ヴェゼルの中古車はやめた方がいい?購入時の注意点や選び方について解説

2024.04.27

ヴェゼルとはどんなクルマ?

ヴェゼルとは、自動車メーカーのホンダが販売しているコンパクトタイプのSUVです。

2013年に初代モデルが登場し、現在は2代目モデルが販売されています。

ヴェゼルの特徴

スタイリッシュなデザイン

ヴェゼルは、スタイリッシュで洗練されたデザインが特徴です。

特に、2021年に発売された現行モデルのヴェゼルは、初代モデルから大きくデザインが刷新され、フロントマスクは力強く、サイドビューは流れるような曲線で構成されています。

内装についてもシンプルで洗練されたデザインが特徴的で、高級感のある雰囲気を醸し出しています。

取り回しの良いボディサイズ

ヴェゼルは、SUVでありながら取り回しの良いボディサイズであることも特徴のひとつです。

現行モデルのヴェゼルのボディサイズは、全幅で1,790mmあるものの、全長が4,330mmとコンパクトなサイズに収まっています。

加えて、最小回転半径は5.5mで小回りが利くことから、駐車場での切り替えなどでも楽に運転することができます。

広い室内空間

ヴェゼルは、コンパクトSUVでありながら、広い室内空間を備えていることも特徴のひとつです。

前席下にガソリンタンクを配置することで後部座席やラゲッジスペースを広くする、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用しています。

後席の足元空間が広々として快適に移動ができるほか、荷室容量についても404Lと十分な広さがあります。

ヴェゼルの性能

走行性能

ヴェゼルは、1.5Lのガソリンエンジン車と、e:HEVシステムを搭載したハイブリッド車の2つのパワートレインがラインアップされています。

ガソリンエンジン車の最高出力は118PS、最大トルクは142Nmと必要にして十分なパワーがあります。

一方、e:HEVシステム搭載のハイブリッド車の最高出力は、131 PS、最大トルクは253Nmとトルク重視の出力特性になっています。

また、駆動方式はFFと4WDの両方が用意されているほか、低重心設計と高剛性ボディにより、軽快なハンドリングと安定した乗り心地を実現しています。

燃費・環境性能

ヴェゼルのハイブリッド車には、ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」が搭載されています。

e:HEVは、モーターとエンジンを効率的に使い分けることで、低燃費と力強い走りを両立するハイブリッドシステムです。

e:HEVを搭載したヴェゼルでは WLTCモード燃費で22.2km/Lを達成し、同クラスのSUVの中でもトップクラスの燃費性能を誇ります。

安全性能

現行モデルのヴェゼルは「Honda SENSING」と呼ばれる先進安全運転支援システムを全グレードに標準装備しています。

Honda SENSINGには、衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報、アダプティブクルーズコントロールなどの機能が含まれています。

加えて、ヴェゼルは衝突安全性能も高く、衝突時の衝撃を制御するHonda独自の安全技術「G-CON」を取り入れています。

ヴェゼルのグレード

ヴェゼルのグレードは、年式やモデルによって異なりますが、現行モデルでは3つのグレードが設定されています。

ヴェゼル「G」

「G」はヴェゼルのエントリーグレードです。

ガソリンエンジン搭載で駆動方式は4WDのみとなっています。

1.5L のエンジンは最高出力が118PS、最大トルクは142Nmを発揮します。

「G」はリーズナブルな価格設定になっているため装備はシンプルですが、走行性能や安全装備などは上位グレードと同じHonda SENSINGを採用し、必要で十分な機能が備わっています。

ヴェゼル「e:HEV X」

ヴェゼル「e:HEV X」は、ハイブリッド車のスタンダードグレードです。

駆動方式はFFと4WDの2種類がラインアップされています。

e:HEVシステムを搭載することで、燃費はFFモデルで26.0km/Lを達成しています。

装備については、価格を抑えたスタンダードグレードとなっているため「G」グレードと同じくシンプルな装備になっていますが、Honda SENSINGを採用し、安全装備は必要で十分な機能が備わっています。

ヴェゼル「e:HEV Z」

ヴェゼル「e:HEV Z」は、ハイブリッド車の上級グレードです。

駆動方式は「e:HEV X」と同じくFFと4WDの2種類がラインアップされています。

装備については、上級グレードにふさわしいe:HEV Z専用のエクステリアやインテリア装備が設定されているほか、LEDアクティブコーナリングライトなどの安全支援機能も備わっています

このほか、現行モデルには外装にアウトドアギアをイメージしたデザインを加えたe:HEV X・HuNTパッケージ、e:HEV Z・PLaYパッケージがラインアップされています。

歴代ヴェゼルのモデル

ホンダ・ヴェゼルは、2013年に発売されたコンパクトSUVです。

現在までに2代目モデルが発売されており、2021年にモデルチェンジが行われています。

初代ヴェゼル(2013-2021)

ヴェゼル初代②

初代ヴェゼルは、ホンダ独自のマルチスペース・プラットフォームを採用したコンパクトSUVです。広い室内空間と使い勝手の良い荷室を備え、人気車種となりました。

また、ホンダ独自のハイブリッドシステム「SPORT HYBRID」を搭載し、低燃費と力強い走りを両立しています。

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2代目ヴェゼル(2021-)

ヴェゼル 現行モデル

2代目ヴェゼルは、2021年4月から発売されている現行モデルです。

初代ヴェゼルのデザインを継承しつつ内外装を大幅に刷新し、流麗なヘッドライトや存在感のあるフロントバンパーなど、上質感と力強さを兼ね備えたデザインを取り入れています。

このほか、Honda SENSINGを全グレードに標準装備することで安全性能も向上しています。

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ヴェゼルの中古車に人気がある理由

ヴェゼルは、2013年の新車発売開始から現在まで高い人気を維持している車で、中古車も人気があります。

ヴェゼルの中古車が人気の理由は、主に次の点があげられます。

現行モデルが中古車で購入できる

ヴェゼルは、2013年から10年以上も新車が継続して販売されていますが、フルモデルチェンジはこれまで1度しか行われていません。

また、旧型モデルの中古車が多く流通しているものの、フルモデルチェンジから3年以上経過していることで、現行モデルの中古車の台数も増えてきています。

現行モデルと同じデザイン、同じ性能の中古車が購入できるという点は、ヴェゼルの中古車の魅力の一つと言えます。

下取り価格や買取価格が安定している

ヴェゼルは販売当初から現在まで根強い人気があり、中古車市場でも安定した価格を維持しています。

中古車相場が安定していることで下取りや買取価格も期待ができる、という点もヴェゼル人気を下支えしていて、このことが中古車の人気にもつながっていると言えます。

利便性が高い

ヴェゼルの中古車が人気の理由は、スタイリッシュなデザインと広々とした室内空間、優れた燃費性能といった、総合的に優れた特徴があり利便性が高い点があげられます。

洗練されたデザインを持ちながら、優れた燃費性能と広々とした室内空間で普段使いはもちろんのこと、レジャーやアウトドアにも使えるユーティリティの高さが、ヴェゼルの中古車に人気が集まる大きな理由と言えます。

ヴェゼルの中古車を選ぶときの注意点

モデルチェンジの時期に注意

ホンダ ヴェゼルは、2024年5月にマイナーチェンジを予定しています。

現行モデルは2021年4月に発売された2代目で、今回のマイナーチェンジでは内外装のデザイン変更や機能追加などが行われる見込みです。

中古車価格は様々な要因によって変動しますが、モデルチェンジやマイナーチェンジはその内容によって中古車相場に影響をあたえることがあります。

一般的には、モデルチェンジ後の乗り換え需要で旧型の中古車の流通台数が増加し、数ヶ月後に中古車価格が下落することがあります。

一方で、新車の納期が長期化する場合は、逆に中古車の相場が上昇することもあります。

いずれにしても、モデルチェンジやマイナーチェンジの前後は中古車相場が変動する可能性がありますので、ヴェゼルの中古車を検討している方は、早めに情報収集や準備をしておいた方がいいでしょう。

グレードや装備の違いに注意

ヴェゼルの中古車の購入を検討する場合は、グレードや装備の違いについても注意が必要です。

ヴェゼルは、ガソリン車とハイブリッド車の2種類のパワートレインがあるほか、駆動方式もFFと4WDが選択できるようになっています。

ただ、現行モデルではガソリンエンジン車は4WDのみの設定になっているほか、装備が充実した上級モデルについてはハイブリッドエンジンのみの設定となっています。

このほか、旧モデルの場合は、中古車価格の相場は低い傾向にあるものの、新モデルと設定グレードが異なるほか、エンジン出力や環境性能に加えて、安全装備についても現行モデルとは異なっています。

中古車を検討する場合は、年式やモデルの違いと合わせて、グレードや装備の違いについても確認したほうがよいでしょう。

走行距離が多いヴェゼルの中古車は要注意

ヴェゼルの中古車を検討する際は、年式やモデルの違いと合わせて走行距離も確認する必要があります。

一般的に走行距離が多い中古車は販売価格が低くなる傾向にありますが、走行距離が多い分、それだけエンジンやそのほかのパーツが消耗、劣化が進んでいる可能性があります。

もちろん、走行距離が多くてもしっかりメンテナンスが行われていてコンディションが良い中古車もたくさんあります。

走行距離が多くても、コンディションが良くて販売価格が安い中古車があれば、購入する車の候補の一つとして検討しても良いかもしれません。

点検記録簿の有無や、シートや内装の消耗度合いも一つの参考材料になりますので、走行距離が多い中古車を検討するときは、実際に車の状態を目で見て確認することをおすすめします。

ヴェゼルの修復歴車は要注意

ヴェゼルの中古車を検討するときには、修復歴があるかないか、という点についても必ず確認する必要があります。

修復歴車は、事故などで自動車の骨格部分を損傷して修復をしている車のことで、外板のパネルを修理、交換するだけでは修復歴車にはなりません。

損傷や修復の度合いによりますが、修復歴車は骨格部分の損傷を修復しているため、修復歴のない車とは区別されて、流通価格も低くなっています。

修復歴車は一見問題なく修復がされていても、修復箇所の接合や防錆が不十分であったことで、時間の経過とともに錆や腐食が発生してしまうこともありますので、価格が安いからと言って、安易に修復歴車を選ぶことはおすすめできません。

特にハイブリッドエンジン車の場合は、事故の衝撃でハイブリッドシステムに影響が残っていることもあり、納車後に不具合が発生する可能性も考えられます。

もし、修復歴車の購入を検討する場合は、修復箇所の詳しい情報をきちんと開示してもらえて、信頼ができる中古車販売店から購入することを強くおすすめします。

ヴェゼルの中古車のおすすめモデル

2代目(現行)ヴェゼル(2021-)

2代目

現行モデルのヴェゼルは、ホンダの最新ハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載したハイブリッド車がラインアップされているほか、衝突被害軽減ブレーキ、アダプティブクルーズコントロール、車線逸脱警報、路外逸脱警報などの先進安全運転支援システム「Honda SENSING」が全グレードに標準装備されています。

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初代ヴェゼル(2013-2021)

ヴェゼル 初代①

初代ヴェゼルはコンパクトSUVでありながら、広い室内空間と低燃費を実現したことで人気を集めたモデルです。

ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用し、広大なリアシートスペースとラゲッジルームを確保していることが大きな特徴です。

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まとめ

ホンダ ヴェゼルは、2013年に発売されたコンパクトSUVです。

広い室内空間と燃費性能、ホンダセンシングによる先進安全装備などを搭載し、発売当初から現在まで高い人気を維持しています。

洗練されたデザインと広々とした室内空間、優れた燃費性能と多くの魅力を持っていることから、中古車市場でも人気が高いクルマです。

グローバルクレストではヴェゼルをはじめさまざまな中古車をお取り使いしています。

ヴェゼルの中古車やそのほかの中古車をご検討の方はお気軽にご相談ください。

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