車のバッテリー上がり、どうする?原因や対処方法、防止方法も紹介

2023.12.25

車のトラブルの中でもっとも多いと言われているのがバッテリー上がりです。

実際にバッテリーが上がってしまうと、どう対処していいかわからない方も多いと思います。

そこで、今回は車のバッテリー上がりの原因や対処方法のほか、バッテリー上がりの防止策についても紹介したいと思います。

車のバッテリー上がりとは?

そもそも車のバッテリー上がりとは、バッテリーの放電により電気が不足して、エンジンが始動できなくなる状態のことをいいます。

車のバッテリーの仕組み

車のバッテリーは、鉛蓄電池と呼ばれる二次電池の一種で、乾電池のような使いきりの一次電池とは異なり、充電と放電を繰り返して使用可能な電池になります。

車のバッテリーは化学反応によって電気を生成します。

バッテリーの中にある鉛と硫酸水溶液が酸化鉛と水に変化するときの化学反応によって電子が生成され、これが電気として車の電気システムに供給されます。

バッテリーの充電は外部から送られる電気の力を使ってこの逆の反応を起こすことを言います。

車のバッテリーは、走行中はエンジンから発電された電気で充電されるため、長期間の使用が可能です。

バッテリー上がりは電気が不足している状態

車のバッテリー上がりは、バッテリーが放電して電気が起こせなくなり、エンジンを始動するために十分な電気が不足している状態のことです。

車のバッテリーは、エンジンから発電された電気によって充電されますが、長期間充電されない状態が続いたり、長期間の使用でバッテリーが劣化したりすると、十分な電気が起こせなくなりバッテリー上がりを引き起こすことがあります。

車のバッテリー上がりの原因

車のバッテリー上がりの原因は様々ですが、主に次の原因が多く見られます。

電装品のつけっぱなし

車のバッテリー上がりの原因のひとつに、電装品をつけっぱなしにしてしまったことで、電気が不足してしまった、ということがあります。

エンジンが停止している状態でオーディオやカーナビなどの電装品を使用しているとバッテリーの放電状態が続いて電力が起こせなくなります。

また、ヘッドライトやポジションランプ(車幅灯/スモールランプ)ライト類も電気を消費するため、同じくエンジンが停止している状態では、バッテリーの電気を消費します。

特に、室内灯はスイッチが入った状態でもキーがロックできるため、つけっぱなしの状態で車を降りて放置してしまうと、気づかない間に長時間放電状態が続いてバッテリー上がりが起きてしまいます。

また、ドアやトランクが開いたままの状態でも室内灯が点灯することがあるため、半ドアの状態まま車を放置するとバッテリー上がりが起きてしまう場合があります。

バッテリーの自然放電

車のバッテリーは、電気を使用していない状態でも自然放電によって少しずつ電気が放電されます。

自然放電は、バッテリーの内部抵抗や化学反応によって起こる現象で、長期間車のエンジンをかけていないと、自然放電によってバッテリーが上がってしまうことがあります。

バッテリーの劣化

車のバッテリーは、長期間使用していると徐々に劣化してバッテリーの内部抵抗が大きくなり、バッテリーパワーが低下したり容量が少なくなってしまいます。

このため、長期間使用したバッテリーは定期的にエンジンをかけて充電がされている状態でも、バッテリーが上がってしまうことがあります。

車のバッテリーが上がったときの対処方法

車のバッテリーが上がってしまった場合、主に次の方法で対処することができます。

他の車のバッテリーとつなげてジャンピングスタートする

車のバッテリーが上がったときの対処方法のひとつとして、ジャンピングスタートがあります。

ジャンピングスタートとは、エンジンがかからなくなったバッテリーと他の車のバッテリーをブースターケーブルでつなげることで、一時的に電気を確保する方法です。

ブースターケーブルを使ったジャンピングスタートの方法はつぎのとおりです。

  • 1.バッテリー上がりの車と救援車をブースターケーブルが届く場所まで近づける
  • 2.救援車のバッテリーのプラス端子とバッテリー上がりの車のプラス端子をケーブルでつなげる
  • 3.救援車のバッテリーのマイナス端子とバッテリー上がりの車のボディーアース部分(エンジンフック等)にケーブルをつなげる
  • 4.救援車のエンジンをかけて数分アイドリングさせたあとで、バッテリー上がりの車エンジンを始動する
  • 5.エンジンがかかったら、ブースターケーブルをの順序で取り外す

このとき、ブースターケーブルの接続場所や順序を間違えると、バッテリーや車両が破損する恐れがあるので注意が必要です

なお、ジャンピングスタートはエンジンをかけるための応急処置で、バッテリー上がりの根本的な解決にはなりません。

バッテリーの劣化の場合、ジャンピングスタートしてもすぐにまたバッテリーが上がってしまう可能性がありますので、その場合はバッテリーを交換する必要があります。

JAF 車のバッテリー上がりと応急処置

ジャンプスターター(小型バッテリー)を使う

ジャンプスターターは、車のバッテリーに電気を供給してエンジンを始動するためのモバイルバッテリーのことです。

ジャンプスターターを持っていれば、救援車を呼べない場合でも、自力でエンジンをスタートさせることが可能です。

ジャンプスターターを使ったバッテリー上がりの対処方法はつぎのとおりです。

  • 1.ジャンプスターターのプラス端子をバッテリー上がりの車のプラス端子に接続する
  • 2.ジャンプスターターのマイナス端子をバッテリー上がりの車のマイナス端子(-)に接続する
  • 3.ジャンプスターターのスイッチをONにしてエンジンを始動する
  • 4.エンジンがかかったら、ジャンプスターターのケーブルを取り外す

ジャンプスターターは、車のバッテリー上がりを解消できる便利なアイテムですが、使用する際はあらかじめ充電が必要なほか、使用できる電圧や容量の制限があるので、車種に合ったものを選ぶ必要があります。

バッテリーを充電する

バッテリー上がりの原因がバッテリーの充電不足であれば、バッテリー充電器を使って充電することで解決することができます。

バッテリー充電器にはさまざまな種類がありますが、使用できる電圧や容量の制限があるので、車種に合ったものを選ぶ必要があります。

また、バッテリーが劣化している場合は充電をしても完全には回復しないため、この場合はバッテリーを交換する必要があります。

新しいバッテリーに交換する

バッテリー上がりの原因が劣化であれば、バッテリーを交換する必要があります。

バッテリー交換の手順は次の通りです。

  • 1.バッテリーのマイナス端子を外す
  • 2.バッテリーのプラス端子を外す
  • 3.古いバッテリーを取り外す
  • 4.新しいバッテリーを取り付ける
  • 5.バッテリーのプラス端子に接続する
  • 6.バッテリーのマイナス端子(-)に接続する

なお、バッテリーの交換は、手順を間違うと事故につながる危険な作業であることや、車種によっては難しい作業となる場合もあるため、専門業者に依頼することをおすすめします。

ロードサービスを呼ぶ

車のバッテリー上がりを自分で解決することが難しい場合は、ロードサービスに連絡して解決してもらう方法もあります。

近年、自動車保険にはロードサービスが付帯されているものが多いため、外出先や自分で対応することが難しい場合は、ロードサービスを利用することをおすすめします。

ただし、一般的なロードサービスを利用する場合は、通常は事前に会員登録して費用を支払しておく必要があり、非会員の場合は高額な作業費用がかかることがあります。

また、ロードサービスで一時的にエンジンがかかっても、バッテリーが劣化している場合はバッテリーの交換が必要になります。

車のバッテリー上がりを防止する方法

これまで車のバッテリー上がりの対処方法をご紹介しましたが、普段から対策をしておけばバッテリー上がりのトラブルを未然に防ぐことが可能です。

車のバッテリー上がりを防止する方法としては、主につぎの対策があります。

車を降りるときに電装品をオフにする

車を降りるときに必ずライト類や室内灯などの電装品をオフにすることで、バッテリー上がりを未然に防ぐことができます。

特に、室内灯にはドアを開くと連動してスイッチが入る設定があるため、必要ない場合は常時電源をオフにしておくか、ドアやトランクが半ドア状態になっていないかを確認したうえで車を降りるようにしましょう。

定期的にエンジンをかけて車を運転する

車のバッテリーは長時間エンジンをかけないと、自然放電によってバッテリーがあってしまうことがあります。

そのため、定期的にエンジンをかけて運転するだけでも充電がされるため、バッテリー上がりの防止になります。

毎日車に乗る人であれば、自然放電でバッテリー上がりが起きる心配はあまりありませんが、車に乗る回数が週1回程度かそれよりも少ない場合は、自然放電が進みバッテリー上がりが起きる可能性がありますので、あまり車に乗らない場合でも定期的にエンジンをかけておくことをおすすめします。

定期的にバッテリーを充電する

車を使用する機会が多くない方は、定期的にバッテリーを充電することでもバッテリー上がりの防止になります。

特に寒冷地域ではバッテリーが冷えると性能が低下しやすいため、思いのほか早くバッテリー上がりが起きてしまうことがあります。

車に乗る機会が多くない方は充電器を用意して、こまめに充電をした方がより安心と言えます。

まとめ

車のトラブルの中でもっとも多いと言われているのがバッテリー上がりです。

もし、車のバッテリーが上がってしまった時は、救援車やロードサービスを呼ぶことができればジャンピングスタートで一時的にエンジンをかけることも可能ですが、劣化が原因であれば、再度バッテリー上がりを起こす可能性があります。

あまり車に乗る機会が無い方は、自然放電によってバッテリー上がりを起こしてしまう可能性がありますので、こまめにエンジンをかけるか充電をすることでバッテリー上あがりの防止につながります。

自分でメンテナンスをするのが心配な方は、ガソリンスタンドや車を購入したお店で定期的にバッテリーの点検をしてもらうとより安心です。

GC店では、車のバッテリーの交換をはじめ車のメンテナンス全般の作業を受け付けています。

お気軽にご相談ください。

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